2014年02月28日
めったにない夫婦でお出掛け
百貨店の駐車場に止めて、屋上連絡通路を歩いて店内へ入る時、
【東京家族】の中で、入口横の植え込みに腰掛けていたお父さんが
「…女の子は嫁にやったらおしまいじゃのう」と、言ったコト、
それから、妻とここを通るのは25、6年ぶりだと思い出した。
20年前の自分は、20年後の自分を想像でき無かったけれど、
いまの自分は、20年後の自分を想像できると、ふと考えた。
父親の喜寿祝いの贈り物は、【江戸切子のぐい呑み】にした。
もちろん、淡く紫がっかった切子。キレイな切子。
妻は、自分(ファクト)が忘れている自分が好きなモノを覚えている。
相談して良かったと思う。
百貨店の食堂で和食膳と甘味。としよりランチ。
地下鉄で一駅先の劇場で芝居を観た。
最近、何人かの劇団員が抜けたからなのか、やっぱり物足りない。
いまは、ちょっと不満。これからに期待。
初めて観る妻の感想は、可もなく不可もなし・まぁソレなりに楽しめたよ。
ずーと昔から劇団の主宰者が好きな妻らしい感想。
夕方、地元の駅に戻って、子ども達と本屋で待ち合わせ。
家族と家族で喜寿祝い。親が選んだのは中華料理。
料理を食べながら、親との食事会は中華料理が多いよな。
そー言えば、一緒に住んでいた頃、毎年、中華のおせち料理が続いたっけ。
え? もしかして、中華料理、大好きなのか?
… って、50年近く家族やっていて、初めて気が付いた。
会食を終え、自分が棲む街に向かう娘が帰り際、
「ばぁちゃんじぃちゃんと、初めて沢山ちゃんと話が出来て嬉しかった」
と、その笑顔が、その日の中で一番嬉しかった出来事のように思える。
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昨年はバタバタと過ごして、なんにもなかったよなぁと思っていたとき、
ふと思い出した一日の出来事、なんだかホッとしました。
(^_^;)