2010年12月31日

ワだば・・・



ゴッホになる!と、叫んだのは棟方志功。
その他にも、自分が敬愛する画家達は、いろいろな言葉でゴッホの絵を賛美します。
僕はゴッホの絵を特に好きなわけではないのですが・・・いつも引きつけられます。
いろいろな展示会でたびたび出会うけど、かなりのインスピレーションを受けます。
特有の衝撃に戸惑います・・・だから、素直に「大好き」と言えないんですけど・・・

いつだったか、損保ジャパンの美術館で、気になっていた画家の企画展を訪れた時、
企画展そのものに大変満足して会場を出ると、そこに

101231_01.jpg



ゴッホの“ひまわり”。

幸せ(企画展に満足)気分が吹っ飛んだコトあります。

その時は、チラ見してその場を去りました。

なんと例えたらいいんだろう・・・、例えば、名の知れたホルモン焼き店で、
新鮮で旨いホルモンをいっぱい食べて、満腹幸せ気分で会計を済ませていると、
ニコニコ顔の店主に「うちにはこんな旨い肉もあるよ、タダで食べてって!」と
特上神戸牛の霜降りステーキ800gをで焼いて出されて、一口食べちゃった、
・・・すげぇ旨い!・・・さっきのホルモンの味ぶっ飛んだ!・・・お腹いっぱいなのに
・・・て、ゆーか、ホルモン注文する前に、タダで食べさせてよ・・・みたいな・・・ (T_T)

済みません、前置きが長くなりました。(-_-;)

少し前のことですが、ゴッホ展を観てきました。

101231_02.jpg



展示構成は、初期〜オランダ〜パリ〜アルル〜サン=レミのお決まりに、
各時代に影響を受けた画家の作品(秀作ぞろい!)も並べて、
テーマの「こうして私はゴッホになった」をクローズアップ。
ゴッホのイキザマを垣間見られるとても良い企画展でした。

101231_03.jpg



101231_04.jpg



スバラシイ(スゴイ)作品もいっぱい。

なかなか、なかなか なかなか でした。(*^_^*)

モンティセリとの出会いもありました。(^o^)



ココ(国立新美術館)の設計は、黒川紀章建築都市設計事務所。

101231_05.jpg



なめらかなガラスの三次元曲線のファサード、その全てにルーバーを設置。
中に入ると、広く続くホワイエには、シンボリックな逆円錐形(レストラン)。
その壁面に映し出されるが、“陽と影”が大好きです。

101231_06.jpg



特に秋の午後過ぎのキアロスクーロには、涙が出ます。

建物を設計すると言うことは、こーゆーコトだと思います。

(*^_^*)

それでは、皆さん、来年もよろしくお願いします。m(_ _)m

posted by ファクト君 at 10:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々生活のエスキース

2010年12月28日

内装メーカーの宣伝じゃないけれど・・・


パターン柄のクロス材料(壁紙)、子供部屋などによく使います。

101228_01.jpg



大体は、それなりの広さの部屋で、貼る面積もそれなり。

でも、今回は、大きな部屋の壁全面に使用。

101228_02.jpg



なんだか、とても楽しい気分!


・・・って、ソレだけのコトなんですけれど・・・(^_^;)

なんてコトないんですけれど・・・

なんか、とても、いいなぁと思ったから・・・(-_-)

ただソレだけです。(-_-;)


ちょっと、疲れているかも・・・年末年始、休めるのか・・・やるコト(仕事)いっぱい。(T_T)


posted by ファクト君 at 19:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々生活のエスキース

2010年12月24日

短足AT−AT(*1)、もしくは・・・


巨大進化したスカイハウス(*2)。


先週、タダ券を頂いたので江戸東京博物館を訪れました。

101224_01.jpg



特別展は「安部朱美 創作人形展 〜昭和の家族〜 きずな」

第一部 市井の人びとの絆「東京慕情」(東京新聞の写真記事の抜粋)
第二部 安部朱美創作人形展「昭和の家族」きずな
第三部 新たな家族の絆「未来への絆」(谷川俊太郎氏の詩とハービー山口氏の写真)
の3部構成。

101224_02.jpg



第二部・人形の作品は、昭和30年代の子供を中心にした人々が織りなす風景。
すごくいっぱいの作品。
すごくみんないい表情。
すごく優しい素直な目。
テーマである“人と人とのきずな”を十分に思い起こさせられる展示でした。
でも、
阿部さんが創られる人形さん達は、性別年齢職業立場・・・全く違うけれど、
みんな“同じ(優しい)ココロネ”の持ち主に感じられたのが、僕には残念。

違うココロを持つヒトとヒトとが築く“絆”を考えさせられる企画展を見たいものです。

さて、この常設展会場は6階が入口、入ろうかなと、ちょっとのぞいたけれど、
あまりにも広そうなので、パス。次の機会に回しました。(^_^;)


江戸東京博物館は、菊竹清訓建築設計事務所の設計。(この建物、あまり好きじゃない)



*1 : AT−AT
 帝国軍の主力兵器。通称スノーウォーカー。

101224_03.jpg



*2 : スカイハウス
 菊竹清訓氏の設計。メタボリズムな住宅建築。

101224_04.jpg

posted by ファクト君 at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々生活のエスキース

2010年12月22日

「居宅介護(支援)住宅改修費」て、なんだか・・・


・・・長くて難しいコトバだけれど、助成金は嬉しい。


「玄関の前、狭くて危ないから、どーにかして」と、頼まれゴト。

101222_01.JPG



確かに玄関ドアを開けようとすると、体をかわした時、階段から踏み外しそう。

転げ落ちる前に、絶対に拡げるべき!

101222_02.JPG



リーさん(設計士)が各箇所納りのチェックをして、
いつも一緒に仕事をしているエクステリア職人に、お願い。

タイルをハツリ除去して、

101222_03.JPG



アンカー入れて鉄筋組んで、型枠コンクリ打ち。

101222_04.jpg



タイルを張って仕上げ。

101222_05.JPG



りーさんが見つけてきた(安い!)手摺のセットも取付けて、

101222_06.JPG



工事終了。

さてさて、工事代金は・・・

この工事に係わったのは、エムズの職人のみ。

営業の人も現場の監督さんもいません。
よくリフォーム会社にあるような会社経費も掛かりません。

・・・って、ゆーか、
今回は、市の補助金を使ったので、工事費は「手摺の定価」くらいです。

(*^_^*)

posted by ファクト君 at 13:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築ゴコロのエスキース

2010年12月18日

タイトルが、SPACE BATTLESHIP だったから・・・


早速、観に行きました。

山崎貴さんと佐藤嗣麻子さんの作品は、そのセカイ観に
大いに共感(ワクワク)できて大好きなので、(同じ歳だからかもしれませんが・・・)
とても楽しみにしていました。(^_^)

101218_01.jpg



でも、始まると、そんなのんきな気分は吹っ飛びました。
スタッフ、キャスト、この映画に関わる全ての方々の作品に対する思い入れ・意気込みが
ひしひし(と、ゆーより、ビシビシ)と伝わり、久し振りに映画らしい映画を頂きました。

自分もちょーど、ソノ世代だけれど、
その頃は既に「未知との遭遇」や「スターウォーズ」にやられて、SF洋画カブレ。
興味はありませんでしたけれど、
その頃付き合っていた女の子のおかげで、殆どのコト、知っている、って、感じです。

山崎さんの映画は、今までシネコンやDVDでしか観ていなくて、
ちゃんと映画館で観たいなと思い、今回、(TOHOシネマズ)日劇(1)へ。

101218_02.jpg



昔から、チョットかしこまって(気合いを入れて)観たいときに訪れる映画館の一つ。
・・・て、そんな自分のお気に入りの映画館で残っているところって、ココくらいか?

う〜ん・・・この話は長くなるから、またの機会に。

posted by ファクト君 at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々生活のエスキース

2010年12月16日

流し台の交換A


よく頼まれる工事。キッチンの流し台交換。

今まで使っていた流し台。

101216_01.jpg



ただ取り外して、同じサイズの流し台を置くのはなく、
使い勝手の良いサイズの流し台に合わせて、えむ造(大工)さんが造作。

101216_022.jpg

(ココを拡げたり・薄くしたり)



キッチンの組立て・キッチンパネル貼りも、えむ造さん、
塗装・クロス貼りは、ファクト(内装職人)が行ないます。

101216_03.jpg



工事終了。

さてさて、工事代金は・・・

この工事に係わったのは、エムズの職人と(この家に出入りしている)ガス屋さんのみ。

営業の人も現場の監督さんもいません。
よくリフォーム会社にあるような会社経費も掛かりません。


posted by ファクト君 at 16:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築ゴコロのエスキース

2010年12月11日

F10(・・・もしくは、“最終回”)



Faku10


コンニチハ ファクト デス

101211_1.jpg




ファクト ミーハー デス

101211_2.jpg



ダイジョーブ デスカァー ?

ヒイテ シマッタ カナ ?



キョウ ハ シゴト ナカマ ヲ ショウカイ シマス



エムゾウ デス

101211_3.jpg





リーサン デス

101211_4.jpg




イツモ イッショニ シゴトヲ シテイマス


コレカラモ ヨロシク オネガイ イタシマス

101211_5.jpg




パフ




posted by ファクト君 at 06:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 自己紹介と仲間紹介

2010年12月09日

なぜ五千円札の顔になったか?



新札絵柄の発表当時から、不思議に思う人は多かったようです。

24歳で生涯を閉じた文学女史の記念館を訪れました。

101209_01.jpg



来年、着工予定の住宅建築計画で、
アプローチの長いスロープと道路側のファサードを縦格子でイメージした時、
ココの建築が頭に浮かんで、気になって、確かめたくなってやって来ました。

入り口をくぐって、階段室に入ると・・・
外側に沿って長く上に伸びてゆく階段は木仕上げ、コンクリ壁はハツリ仕上げとの市松模様、
格子状の外壁から差し込む陽・・・(*^_^*)
暗くなると、今度は、外から見ると、伸びる階段がライトアップで浮き上がります。

そーそー、こんな感じ。


町に溶け込けこむ外観。

101209_02.jpg



いま、特別展は『一葉と江戸』。

一階の展示スペースに、でっけぇ吉原妓楼の模型「江戸風俗人形・三浦屋模型」。

アクリルケース越しに、模型をのぞき込むと、
楼閣の生活模様がリアルに感じられて、心臓がバクバク、鼻息でケースが曇った。

恥ずかしい(-_-;)

この間、種田陽平展を観てから、映画セット(住んでいる近くにSKIPシティ )やら、
舞台美術やら、模型やらを観る目が、チョット変わったらしい。

(>_<)


※台東区立一葉記念館・・・柳澤孝彦+TAK建築研究所の設計。(この建物は好き。)


posted by ファクト君 at 16:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々生活のエスキース

2010年12月06日

好きな椅子に座れる美術館



101206_1.jpg


訪れるたびに、まず探して、ヴァシリー・チェアに座ります。(^_^)

(いろんな椅子に座れる)埼玉県立近代美術館。

企画展は「アンドリュー・ワイエス展 オルソン・ハウスの物語」

101206_2.jpg



季節の空気、肌の記憶・駆け抜ける風・眩しい陽射し・暗闇の息づかい・・・
“原風景の匂い”と“人の想い”をオモウゾンブン味わいました。


・・・そして、また、ヴァシリーチェアに座ります。(^_^)


いろいろと、思いを巡らしていると・・・そー言えば、アホ娘が好きなバスキュラントチェアはどこ?

・・・探したけれど見当たらない。

その名の通り上下する背もたれにキャッキャとはしゃいでいた娘も、
アホのまま育って来年ハタチ、同じようにはしゃぐ子供達に壊されたか?

(-_-;)



ココの設計は、黒川紀章建築都市設計事務所。

101206_3.jpg



個人的には、フジツボの様なビル(※1)(←ゴメンナサイ、あくまで自分の感覚です)よりも好き。

※1:中銀カプセルタワービル。名建築!メタボリズムの代表作!


今年も、もうすぐ終わりですね・・・

今年はあと、ゴッホ展( 国立新美術館・・・ココも黒川紀章設計事務所)を観て、終わりかな・・・

posted by ファクト君 at 06:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々生活のエスキース

2010年12月03日

“いえのかお”のつづき


よく、リフォーム業者や専門業者が営業で、

「玄関ドア交換は、安い!早い!カバー工法で!」と、言っているのは、
一つの業者で済むからです。面倒くさくないからです。
多くの手間や経費が掛かりません。利益を乗せやすいからです。

普通、ドア+枠の交換を考えると、
・サッシ(建具)業者
・大工(壊し+取付け+取合い造作)
・内装業者(玄関内側の仕上げが絡むと、)
・外構(タイル)業者(玄関土間・外壁がタイルの場合など)
と、複数業者が関わることがあります。

それだけ、費用も(場合によっては)日数もかります。

でも、この工事ですと、スッキリちゃんと今まで通りの使い勝手になります。

エムズは、このやり方でもスタッフ(職人)が揃っていますので費用を抑えられます。
みんな(職人)の持ち時間を組み合わせて、一つの業者として行えるからです。

こんな感じで(以前、行なった工事)、

before

101203_01.jpg



after

101203_02.jpg



安く早くキレイにスッキリと工事を行うコトが、出来ます。

(^_^)

posted by ファクト君 at 06:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築ゴコロのエスキース

2010年12月02日

“いえのかお”


よく頼まれる工事。玄関ドアの交換。

みんなが毎日使う玄関ドアだから、
部材はかなりしっかり丈夫に作られていますけれど、
やっぱり長年使っているとガタがきます。

従来のドアから

101202_01.jpg



新しいドアへ

101202_02.jpg



交換工事の方法にもいろいろありますが、
今回は、住んでいる方と相談した結果、カバー工法をチョイス。

従来のドア枠を残し、新しい枠を被せるので、
どーしても、出っ張りや床の段差(!)が出てしまします。(T_T)

もちろん、段差解消対策はしますけれど、今までの使い勝手とほんのチョット変わります。

その“ほんのチョット”がスッキリしないので、
エムズで行なう玄関ドア交換工事は、既存のドア+枠を交換する方法です。

今回はいろいろな理由からのカバー工法です。

つづく・・・

 ↓

http://fakuto-kun.sblo.jp/article/41948452.html







posted by ファクト君 at 13:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築ゴコロのエスキース